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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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こんにちは!9期の海老澤 美海です。
大学付近はすっかり葉桜となってしまいましたが、まだ桜を見られる場所がMB号館にはあります!

今回は、私が装飾を担当したこちらの水槽のお魚をご紹介したいと思います。
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展示されている個体はすべて、新江ノ島水族館様のご厚意によってラボにやってきた生き物です。トリーターの皆様、そして採集にご協力いただいた市川様、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

そのなかで、一際銀色に輝いているお魚についてお話したいと思います。。
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海のメダカ...?ではなく、ボラ Mugil cephalus の若魚です。展示個体はまだ4cmほどしかありません。

ボラは、ブリやスズキ同様の出世魚として知られています。関東では「オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド」。関西では「ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド」となります。
まだまだ可愛いサイズのこの子たちもいつかトドになってしまうのでしょうか...

また、皆さまは魚の両側面にそれぞれ1本の線が存在することをご存知でしょうか?
それは側線と呼ばれる器官で、水中で水流や水圧の変化を感じ取るはたらきがあります。しかし、ボラ科魚類にはこの側線がありません。その代わりに鱗に小さな孔が存在し、そこで水流などを敏感に感じているとされています。
ぜひ顔を近づけてご覧になってくださいね。

現在は、ボラの他に シマイサキ Rhyncopelate oxyhynchus 、ヒメハゼ Favonigobius gymnaucheno 、エビジャコ Crangon affinis の計4種を展示しています。ですが、ラボのバックヤードで出番待ちをしている生き物はたくさんいます。近いうちにまた江ノ島生まれの仲間が追加されるかも?乞うご期待です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

2018/04/10(火) 18:38 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!9期の伊井です!

今回紹介するのはイトマキヒトデPatiria pectiniferaです。

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磯へ遊びに行ったことのある人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?

このヒトデの名前の由来ですが昔の糸巻きである苧手巻(おだまき)という道具に似ているからということらしいです。この苧手巻という道具、ネットで調べても画像が出てこなくてびっくりです(゚Д゚)
ちなみに、オダマキという同じ理由で名前を付けられたもあります。

次に食事ですが自然界だと動物の死がいや貝類を食べています。ちなみにラボではペレットをあげています!
そして驚きなのが食事方法でなんと自分の胃袋を出して餌を包み込み捕食しているのです!ワイルドですね~。

いかがでしたでしょうか?日本の磯ではよく見られるヒトデですが、今回紹介したことの中で知らないことがあった人もいるのではないでしょうか?「灯台もと暗し」ということわざがあるように身近にあることが実はあまり知らないということはよくあることです。
この機会にもし身近なもので気になっていることがあれば調べてみてはどうでしょうか!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは(^_^)/~


2018/03/30(金) 17:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、9期の有村です。




今回紹介する魚は,クエEpinephelus bruneusです。

幻の高級魚として有名なクエは、成長すると60cm以上まで大きくなる大型種です。水族館に行くと、大きなクエがゆったりとしている光景、結構見ますよね。

そんなクエの若魚がラボにいます。


クエ




模様がはっきりしていて可愛いですね。

クエは「九絵」と書いたりすることもありますが、これは若魚に見られるこの不規則な模様からきているそうです。

更に「垢穢」とも書いたりしますが、これは成魚になり模様が薄くなった姿が垢で穢れている、汚れているように見えるからだそうです。
ただの悪口です。

ちなみにクエは「雌性先熟」という性質を持っており、雌で生まれてきて繁殖を済ませたあと性転換し、雄として子孫を残すので、基本的にはデカイのが雄で、ちっこいのが雌です。
「どんだけ~」な特徴ですね。




なにはともあれこれから若クエがどう成長し変化していくかが楽しみですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

2018/03/27(火) 15:08 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、ラボ8期の百瀬です(^-^)/

春が近づき、桜も咲き始めましたね!




ところで、突然ですがイモリ(Salamandridae科)とヤモリ(Gekkonidae科)の違いを説明することはできますか?

意外と知らない人も多いと思います。

ここで、今回はイモリとヤモリについて書こうと思います!




まず、最初にヤモリについてですが、ヤモリは爬虫類であり、カメ(Testudines目)やトカゲ(Squamata目)の仲間です。
ヤモリは漢字で「家守」と書き、名前の通りゴキブリ(Blattodea目)やハエ(Diptera目)などの害虫を食べ、家を守る生物として日本では古くから知られています。
また、ヤモリは主に陸上で生活しています。

ヤモリの代表としてこの子を紹介したいと思います!







ヒョウモントカゲモドキ







私が飼っているヒョウモントカゲモドキEublepharis macularius
パキスタンやアフガニスタン南東部に生息していますが、現在ではこの近辺の治安が悪化し野生のヒョウモントカゲモドキを見るのは困難に近いと言われています。





次に、イモリについてですが、イモリは両生類でありカエル(Mnura目)の仲間です。
イモリは漢字で「井守」と書き、水田などに生息する害虫を食べて井戸を守ってくれる生物として知られています。
また、イモリは水辺に生息しています。

イモリの代表としてこの子を紹介したいと思います!











アカハライモリ




ラボで展示している子で、アカハライモリCynops pyrrhogasterです!
アカハライモリはフグ(Tetraodontiformes目)と同じテトロドトキシンという毒をもち、お腹の赤色は「毒をもっているから近づくな」という警告色であると言われています。






このように、イモリとヤモリの違いは生息地の違いで考えるとわかりやすいかもしれないですね!

今回紹介した子以外にも、イモリやヤモリはたくさんの種類が存在し、体色も様々な為、調べるときりがないです(´・Д・)」





皆さんも家の周りや川の周りでイモリやヤモリを探してみて下さいね!
意外と近くにいるかもしれませんよ(=゚ω゚)ノ





それではこの辺で~(^-^)/
最後までご覧いただきありがとうございました!


2018/03/23(金) 12:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、ラボ8期の牧野です。
今回はイガイ類のある特性についてお話ししたいと思います。

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この写真を見て、お気づきになったことはないでしょうか??
イガイの周りに糸が見えますよね(私は最初釣り糸が絡まってると思ってました)。
実はこれは足糸という、体を固定する細い繊維です。
足糸の先に付いている粒々はイガイ接着タンパク質というもので、その名の通り接着剤の働きをします。
分かりやすく例えるならイガイは船、足糸はロープ、イガイ接着タンパク質はイカリ、でしょうか。

イガイ類などの基質表面固着型(岩盤などの硬い基質に直接付着する)貝類は、泳いでいた幼生が着底する際、まず足の内部にある足糸腺からコラーゲンの液状物質(海水に触れると硬化する)を分泌します。
次に足の溝に沿ってこの物質を基質まで流し、硬化して糸状になったら足を基質から離します。
これを何回も繰り返すことによって繊維状の足糸が完成するのです。

イガイ類はこの固着性ゆえに岸壁や水中構造物、船底などに密に付着し、汚損生物として問題となっていますがその反面、イガイ接着タンパク質が水中接着剤や生体膜の修復などに利用できることが最近の研究で分かってきたようです。
一見価値の無いようなものも(ムール貝は食用としてすでに価値はありますが)発想の転換や新たな気づきで価値を見出すことができる、良い例だと思います。
このことを頭に入れつつ、これから始まる研究を楽しんでいきたいと思います。

2018/03/22(木) 03:37 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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