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Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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北里アクアリウムラボ12期の大久保です。
梅雨が最速で明け酷暑が続くのかと思ったら雨ばかりですね。どっちなーんだいっという感じですね。

さて今回はサンゴ水槽のお話です。

IMG-7359.jpg

こちらがサンゴ水槽です。きれいですね。
サンゴは魚よりも水質にシビアであるとしばしば言われることがあります。では、その水質を支えているろ過装置はどうなっているのでしょうか?

ろ過装置の仕事は大きく2つに分けることができます。1つは水槽内のゴミを取り除く仕事、もう1つはゴミを分解する仕事です。

IMG_4842.jpg

こちらがサンゴ水槽のろ過装置です。様々なものがついていますが一つ一つ見ていきましょう。

IMG_4843.jpg

まずはこちら、物理ろ過装置です。
水槽から送られてきた水はまずこちらに通され大きなゴミを取り除かれます。1つめの仕事であるゴミを取り除く仕事です。

IMG_4844.jpg

次に、こちら生物ろ過槽です。
中には多くの穴が開いている(多孔質と呼ばれます)セラミックが入っています。この表面にバクテリアが増殖し、彼らの力でゴミを「ゆっくり」分解します。これがろ過装置の2つ目の仕事です。

IMG_4846.jpg

さらに右に見えるこちらの黒い装置、プロテインスキマーと呼ばれる装置です。
この装置は1つ目の役割であるゴミを取り除く仕事をします。しかし、物理濾過とは違い、さらに細かいゴミまで取り除くことができます。この装置の中で微細な泡が発生し、その泡にゴミを吸着させ取り除く仕組みです。生物ろ過はゴミの分解スピードがゆっくりなのでその前に水槽の外に取り除いてしまおう、という考え方です。

サンゴを飼育する際にはこれらの装置、特に3個目のプロテインスキマーは必須と言えるでしょう。
生物濾過で行われる水質浄化では間に合わないのです。

このように様々な装置で多くのプロセスを経てろ過は行われているのです。海で起きている浄化をこの小さい水槽で行おうとするのは大変なことなのです。

もしみなさんが熱帯魚ショップ等に行く機会があり、水槽の下を覗けるようなレイアウトだったら是非見てみてください。きっとプロテインスキマーをはじめ様々な装置がついていると思いますよ。

水棲生物を飼育する醍醐味はかわいい魚たちを愛でる時だと思うのですが、実はこういった機材を吟味する時間もとても楽しかったりするのです、、、オタクです。


拙い文章でしたが、皆様の暇つぶしになれば嬉しいです。

北里アクアリウムラボでは現在予約制で一般開放をおこなっております。入館料は無料です。予約は本学部事務室までお願いいたします。
https://www.kitasato-u.ac.jp/mb/




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2022/07/06(水) 10:09 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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