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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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こんにちは!11期生の及川です。

春の日差しが心地よく、ぽかぽかと暖かくなってきましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
近頃は、新型コロナウイルスの報道で状況を知るたびに心痛みますが、厳しい局面に対峙し改めて人とのつながりの大切さを実感します。体調には十分気をつけていきましょう。

今回は、いまこそ大事にしたい“助け合いの精神”をもつラボの仲良しコンビ、ギンガハゼ Cryptocentrus cinctus (Herre, 1936) と ニシキテッポウエビ Alpheus bellulus Miya & Miyake, 1969 をご紹介します。

ギンガハゼとニシキテッポウエビ

ギンガハゼとニシキテッポウエビは、生活を共にしお互いに相手から利益を得る「相利共生」の関係にあります。
それぞれのお仕事をみていきましょう!

早速水槽をのぞいてみると..姿を見せてくれました.♡こちらは、ギンガハゼ。

ギンガハゼ

砂泥底を好み、巣穴に隠れていることが多いです。巣穴はもともとニシキテッポウエビのもの。隠れ場所とする代わりに常に周りの様子をキョロキョロと見張り、外敵から巣穴を守るお仕事をしています。
大きくて丸い目が印象的!ハゼの仲間は視力がとても良いんです。
いち早く危険に気づき外敵を見つけると、ニシキテッポウエビに危険を知らせます。
どうやって知らせているのかはこの後のお楽しみ♡

続きましてニシキテッポウエビ。

ニシキテッポウエビ

白い斑点が沢山あって、鮮やかな見た目をしています☆ テッポウエビの仲間はハサミ脚がとても大きいのが特徴です。

ニシキテッポウエビ 2

これを使い音を出すため「鉄砲エビ」といいます。本来は威嚇に使われますが、ハゼと共生するテッポウエビは、この大きなハサミ脚を活用して巣穴掘り、砂や泥を運搬するお仕事をしています。

エビは高速で泳ぐイメージがありますが、実はテッポウエビは泳ぎが上手ではありません。巣穴からあまり離れずに過ごしています。また、ハゼとは対照的に視力が良くなく、自然界では油断した隙に外敵に食べられてしまうこともしばしば…。

そのため、ハゼは外敵が接近すると目の悪いテッポウエビに代わって外敵を発見し、テッポウエビに知らせて一緒に巣穴に潜り込み、危険を回避しているんです。

さて!ニシキテッポウエビは「敵が来た!」という警告をどうやってハゼから受け取るのでしょうか?
ニシキテッポウエビの長い触覚にご注目。外に出る時、触覚は必ずハゼの体のどこかにくっつけており、ハゼは体を振ってニシキテッポウエビに危険を知らせているんです。

ギンガハゼとニシキテッポウエビ 2

さらに、テッポウエビはハゼを綺麗に掃除する「クリーニング」をします。ハゼの排泄物や餌の食べ残しを餌として利用するのが目的です。ハゼはお礼にテッポウエビの餌となる藻類の切れ端などを巣穴に運びます。
持ちつ持たれつ仲良く暮らしている姿に、ほっこりと癒されます♡

現在、新型コロナウイルスの影響により5月31日まで臨時休館しております。
開館後お越しの際にはぜひ観察してみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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2020/04/29(水) 10:17 | コメント:0 | トラックバック:0 |
みなさんこんにちは
北里アクアリウムラボ10期生の久保です。

コロナで外出自粛の日々となっていますね。
みなさんはどのようにお過ごしなのでしょう。

今回は、私たちスタッフの1日についてお話出来ればと思います。

それでは、見てみましょう。


午前
まず出勤して展示や生物の確認、照明の点灯を行います。
次に生物達の餌を準備します。餌は常温保管と冷凍保管しているものがあります。冷凍の餌はこの時に解凍します。
水槽内の生物に餌を与えると同時に、ちゃんと食べているか、変化はないか確認もします。
べらのヘンテコ生活スタイル

こういう生活スタイルの子もいます。生体の確認の際には注意が必要ですね。



午後
普段は大学の講義があるので、それが終わり次第午後の作業に入ります。
午後作業のメインは掃除です。
1日2回餌やりをする生物もいるので、午後に2回目の給餌も行います。

掃除の内容は様々です。
換水、残餌の回収、壁面の掃除、濾過装置の掃除などなど…

まず、水槽の換水についてです。アクアリウムラボには大規模な水の循環システムが無いので、水槽一つ一つの水を手作業で交換します。この時に残餌や排泄物も一緒に取り除きます。

次に壁面の掃除についてです。水槽内壁面に生えてしまったコケを取り除き、観覧面の指紋跡や水が垂れてしまった跡を拭き取って綺麗にします。
コケ取り風景422

こちらはスタッフのコケ取り風景です。

そして濾過装置の掃除についてです。濾過装置は水を綺麗にしてくれる機械です。しかし、濾過装置にも汚れは溜まるので、定期的に掃除を行っています。

最後は、情報の共有を行うことについてです。餌は食べたか、変わった様子はなかったか、次の人にやって欲しい事等をスタッフ全員で共有し、作業は終了です。

以上がアクアリウムラボスタッフの1日でした!



2020/04/22(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!
アクアリウムラボ11期生の魚住です。
今回、ご紹介するのはバイカラウナギAnguilla bicolor McClelland, 1844 です。
ビカーラウナギとも呼ばれているそうです。

20200414231028088.jpeg


生息地の温帯域をイメージした水槽のレイアウトになっています。
近づいてお顔を見てみましょう。

20200414231048c53.jpeg


とっても可愛らしいですね!
ラボのバイカラウナギは穏やかなお顔をしていると思います!
基本的に隠れることがないので、いつでもお顔を見ることができます。

こんなに可愛いバイカラウナギですが、準絶滅危惧種に指定されています。
絶滅危惧種で有名なウナギといえば、ニホンウナギやヨーロッパウナギだと思います。2019年12月発表のICUNのレッドリストによると、ウナギ属全19種の内、6種は絶滅危惧種に指定されています。
また情報不足により評価がされていない種が4種います。つまり絶滅危惧の恐れもあると考えられます。新しい発見に期待ですね!

現在、新型コロナウイルスの影響で5/31まで臨時休館しています。再開しましたら是非アクアリウムラボにお越し下さい。

最後までご覧頂きありがとうございました!

2020/04/15(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
みなさんこんにちは。アクアリウムラボ10期の幸田です。新型コロナウイルスの影響で多くの娯楽施設も休業になり、外出もまともに出来ず、なんて春休みだ!!って感じですよね。北里大学海洋生命科学部の講義の開始時期も5月以降なってしまいました。そのため、自分は家に引きこもり、ゲームに没頭する毎日を送っています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

ということで今回紹介するのは、岩の中にほとんど身を潜め、餌の時しか出てこない引きこもりの魚についてです。
その魚がこちら!

20200408034857d53.jpeg


でん!!ダイナンギンポDictyosoma burgeri van der Hoeven, 1855です。
この写真だと全身岩から出ていますね。しかし、これは餌をあげた後の写真です。では餌をあげる前の写真を見てみましょう。

20200408034911bdb.jpeg


さてどこにいるでしょうか?
少し見えにくいので左側を拡大してみると、、、

20200408034922f01.jpeg


いた、、、しっかり引きこもってる。そしてかわいい。
この頭を少しだけ出してる感じと口元がへの字になってるあたりがなんとも可愛らしい。
中でも餌の時間になると岩場からニョロニョロと水面に伸びてきて、餌を食べる姿はとても可愛いです。

このダイナンギンポは、日本各地の沿岸の磯や潮だまりに生息しています。穴釣りでよく釣れますが、穴釣り界では、外道と言われているようです。しかし、東京では高級天ぷらネタとして、とても甘みがあり美味しいんだとか、、、ぜひ食べてみたいものですね。

そんな美味しいと噂のダイナンギンポですが、アクアリウムラボでは入ってすぐ左の沿岸水槽で展示しています。来館した際には探してみてください。
現在、新型コロナウイルスの影響で5/31まで臨時休館しています。再開したらぜひアクアリウムラボにお越しください。
最後までのご閲読ありがとうございました。

2020/04/08(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!11期生の入江です。

今回ご紹介するのはクロソイ Sebastes schlegeliiです。

クロソイ

主に北海道~東北地方に分布する海水魚で、大きな頭と鰭を持ち黒っぽいまだら模様をしています。

ソイという名前の由来は、「磯の魚(イソイオ)」が短くなったものと言われています。また、地方によってはクロスイと呼ばれたりします。
晩秋から冬が旬の時期で、マダイの少ない北海道ではその美味しさから「北の鯛」とも呼ばれています!

メバルの仲間であるキツネメバルと見た目がそっくりなため、混同されることが多いのですが、クロソイには涙骨(目の下の部分)に三本のハッキリとした棘があり、この部分で見分けることができます。

クロソイ2

現在はバックヤードにて飼育しています。
アクアリウムラボの中でも古株で、餌をあげたときの口を大きく開けてパクッと食べる瞬間がとてもかわいいです。

当館はコロナウイルス感染拡大防止のため5月31日まで期間を延長して休館させて頂いておりますが、再開した際には是非お越しください!

最後までご覧頂きありがとうございました。

2020/04/01(水) 19:13 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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