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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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こんにちは、9期生の本宮です。

不安定な天気が続いていますが、相模原キャンパス付近でもセミの鳴き声が聞こえるようになりました。
夏まであと少し!

さて、今回は魚の「吸盤」についてお話したいと思います。

水生動物には、吸盤を吸着させて摂餌や体勢の維持に役立てるものがいます。
魚もまた例外ではありません。
ラボの仲間たちと一緒に見てみましょう!

ヌマチチブ 吸盤

ヌマチチブTridentiger obscurusの吸盤。
ハゼ類では左右の腹鰭が合体して吸盤に変形しています。

フウセンウオ 吸盤

フウセンウオEumicrotremus pacificusの吸盤。
こちらも腹鰭が変形したものです。
ダンゴウオ類やクサウオ類の吸盤には肉質の突起が見られます。

コバンザメ 吸盤

コバンザメEcheneis naucratesの吸盤。
頭部の背面に小判型の吸盤があります。
こちらは背鰭が変化したものです。
吸盤にある隔壁と呼ばれるヒダが立ち、隔壁間の水圧を下げることで張り付く仕組みになっています。

簡単にではありますが、3種類の吸盤を紹介してみました。
いかがでしたでしょうか?

現在フウセンウオはバックヤードで飼育しているため見ることができませんが、ヌマチチブはMB棟1階、コバンザメはMB棟3階で見ることができます。
吸盤の形状、ぜひご自身の目で確かめてみてください!
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2019/07/24(水) 12:19 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!ラボ10期生の和田です。じめじめとした日が続いていますね…皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はタカラガイCypraeidaeについてご紹介したいと思います!
タカラガイ1

海岸で一度は見かけたことがありませんか?タカラガイの特徴は、何と言ってもこの光沢を帯びた殻でしょう。質感は陶器のように滑らかで、触り心地がいいですよね!

さて、ここでラボで展示しているハツユキダカラErosaria miliarisを見ていただきましょう。
ハツユキダカラ

あれ…なんだかゴツゴツしていますね。
実はこれ、外套膜という器官が殻を覆っています。この外套膜から分泌される液によって、殻の表面に付着生物がつかず、特徴的なツヤが生じるのです。

生きたタカラガイ、是非アクアリウムラボにてご覧ください!お待ちしております!

2019/07/17(水) 00:00 | コメント:1 | トラックバック:0 |
こんにちは!アクアリウムラボ第9期生の細川です。
最近雨ばかりで釣りに行けずにテンションがダダ下がりです・・・。

さて、そんな梅雨の時期に入る前に、私は江ノ島での磯の調査を行いました。
そこで採集された、江ノ島では珍しい生物を紹介したいと思います。

それが
コブヨコバサミ Clibanarius infraspinatus  です。


コブヨコバサミ

コブヨコバサミは皆さんが大好きなヤドカリ(自分が好きなだけ)の仲間です。
コブヨコバサミは主にアッキガイ科のアカニシという貝を宿としている大型のヤドカリで、脚には特徴的なオレンジ色の縦線があり、非常に見分けやすいヤドカリです。

さて、このコブヨコバサミですが、主に本州中部以南の干潟などに生息しており、そこでは特別珍しいヤドカリではありません。ではなぜ、江ノ島では珍しいのでしょうか。

2014年に発表された論文『江の島の潮間帯ヤドカリ類相』(北嶋ら)によると、江ノ島で5,339個体のヤドカリを採集調査した結果、コブヨコバサミは9個体しか採取されませんでした。これは全体のたった0.17%です。
今回、江ノ島で私は0.17%のヤドカリを採集することに運を使ってしまいました・・・。

このコブヨコバサミは近日、アクアリウムラボにて展示予定です。江ノ島ではあまり見ることの出来ないヤドカリを一目見に来てみては如何でしょうか?

2019/07/10(水) 13:49 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、アクアリウムラボ10期生の吉田です。

いよいよ梅雨本番、ジメジメした日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は アカハライモリCynops pyrrhogaster について少しお話しようと思います。

写真1↓
1183.jpg



アカハライモリは有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種です。日本では飼育が容易なことからペットとして販売されていて身近な生き物ですよね。飼育されている方も多いのではないでしょうか?

イモリは、名前がよく似ているヤモリと間違われる事がありますが、イモリは水中で暮らす両生類、ヤモリは陸上で暮らす爬虫類であるため、分類上別の生き物になります。

どっちがどっちだっけ?となった時は家を守るから家守(ヤモリ)。井戸を守るから井守(イモリ)と覚えると分かりやすいかもしれません(*^^*)

アカハライモリの名前の由来である「アカハラ」とは、その意味の通り腹側が赤い事から来ていますが、この赤色は敵に自分が危険である事をアピールするための色、警戒色と言われています。

写真2↓
1184.jpg


では、アカハライモリの何が危険なのでしょうか?

その武器の正体とは·····「テトロドトキシン」という神経毒です。

テトロドトキシンは、フグが持つフグ毒としてよく知られていますね。
実はこのテトロドトキシン、猛毒として知られる青酸カリの500~1000倍強い毒性を持っているといわれています。

アカハライモリはこのテトロドトキシンを皮膚から分泌する事で敵から身を守っているのです。

可愛い見た目の割にこんな武器を持っているなんて魅力的な生き物ですね〜(​ *´꒳`*​)

テトロドトキシンは危険な毒ですが、手に付いただけでは害はありませんので、アカハライモリと触れ合った後にはしっかりと手を洗いましょう!

写真3↓
1185.jpg

今回ご紹介したアカハライモリはアクアリウムラボの3m水槽の右横で展示しています。キュートで危険なイモリ達に是非会いに来てくださいね。
それでは!

2019/07/03(水) 16:57 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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