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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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こんにちは、9期の冨田です。

今年も厳しい暑さを感じる時期になってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか…。

さて、そんな暑さを感じる直前の4月下旬と5月下旬に私は岩手県大船渡市にある北里大学海洋生命科学部付属三陸臨海教育研究センターを拠点に、所属している研究室のメンバーとサンプリングに行ってきました。

サンプリングとは簡単に言ってしまうと生物採集のことです。仕事内容は他にもたくさんありますが、そのように思っていただいて構いません。

そのサンプリングで採集し、ラボに持ち帰ったギスカジカ Myoxocephalus stelleriを今回はご紹介します。

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この個体はまだ5cmくらいの大きさです。とにかく可愛さしかありません!!

採集した個体はタイドプール(潮溜まりのこと)で平和に暮らしていました。お母さんギスカジカはいないか、と先輩とともに探していると…

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いました~~~!!!40cmほどの立派なお母さん!!この大きさになると体重もかなりあるのでズッシリとしています。(この後、お母さんギスカジカは海へ返しました。)

ちなみに写真の私は平気でバス持ち(口の中に親指を入れて魚を持つこと)していますが、ギスカジカはそれなりに歯が鋭いのでバス持ちは危険です、絶対にやめましょう。

ギスカジカは東北以北で水揚げされるので関東で暮らす我々にとっては馴染みがない魚ですがお刺身やお味噌汁、鍋料理の材料として使われるようです。

持ち帰ったギスカジカはまだ子どもなので大きく育てることが出来たら三陸水槽の目玉になりますね!

アクアリウムラボにいる生体はこのように研究室で行われるサンプリングで採集されたものが多いです。

目まぐるしい日々に疲れたそこのあなた!暑くなった影響で日焼けもしますが、海に足を運んでみるのもいいですよ!自然に触れればリフレッシュできますよ!

それでは今回はこのあたりで失礼します。

※今回、採集した生き物は岩手県の特別採捕許可を得て採集しています。
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2019/05/29(水) 14:53 | コメント:0 | トラックバック:0 |

 こんにちは 9期生の寺岡です

 5月も後半に入り、神奈川県は真夏日を記録するほどの厚さになってきました
 そんな暑さの中、先日行った近所のスーパーでまだ寒い季節を思い起こすような海産物が売っていました
 売られていたのはアクアリウムラボでも飼育をしている生物なのですが、以前から観察していてどうしても気になる点があったため思わず購入してしまいました
 
それが今回ご紹介する トゲクリガニ Telmessus cheirgonus です



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【エサの乾燥エビを食べるラボのトゲクリガニ】


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【スーパーで買ってきたばかりの活きトゲクリガニ(2杯で約800円)】

 名前の由来は「背面が栗に似ている」ことに由来するようです。確かに甲羅の形を見ると栗に見えなくもないですね
 しかし、見た目に関して何か既視感を覚えませんか?
・・・そうなんです。何を隠そう、このトゲクリガニはあの高級品のケガニ Erimacrus isenbeckii との近縁種なんです!

 生息地はケガニとは少々異なりますが、北海道西岸から東京湾までとそこそこ冷たい海域に生息しています。ラボ内でも飼育に当たってはクーラーをつけて低水温で飼育しています

 さて、ケガニと近縁種だと分かると、誰もが最も気になってしまうのはやはり「味」かと思います
 そう、冒頭で僕が気になっていた点というのはまさしく「トゲクリガニの味」のことなのです

 今回はそれを確かめるべく、スーパーで購入したトゲクリガニを味噌汁にしてみました!
 調理は至って簡単です。
①トゲクリガニを塩茹でしたあとに半分に割る 
②別の熱湯に少量の鰹出汁と昆布出汁、割ったクリガニを加えて適当に出汁を煮出す 
③数分ほどしたら切った長ネギを入れ、味噌を溶かせば完成です!

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【いざ実食!】

 汁自体にはカニの風味が強く感じられ、ネギのおかげで磯臭いというほどでもなく程よくまとまったと思います
 肝心のトゲクリガニですが、身がとても甘く、味噌の塩味と非常に良く合います
そしてなにより、カニ味噌の部分がとても濃厚で、ケガニよりも美味しいのでは?と感じるほどでした。

実際に食べた感想として、トゲクリガニはケガニに迫る美味しさがあると感じました
身はそれほど多くはないですが、このためだけに買う価値は十分にあると思いました

 皆さんもスーパー等で見かけた際には是非購入してみてはいかがでしょうか?
 

2019/05/22(水) 21:54 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!
10期生の藤原です!

先日は母の日でしたが、皆さんはお母さんに贈り物はしましたか?
今回は魚の世界でも、子供思いなお母さんを紹介します!

そのお母さんとは、ネコザメ Heterodoutus japonicus です!ラボにいる個体はまだまだ子供ですが…

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サメ類はもとより、子育てをしません。卵から孵るサメとお母さんから産まれてくるサメと産まれ方は二通りありますが、いずれも生まれた瞬間から弱肉強食の世界です…
そんなサメの中でも、ネコザメは特に子供思いのサメなんです!

ネコザメは卵を産んで、卵から子供が孵ります。その写真がこちらです。

D6gz4-cUUAAiVan[1]

いわゆる普通の卵と違い、ネジのような特殊な形をしていますよね。これがネコザメの子供思いたる所以となります。
お母さんは産卵後に卵を岩陰まで運び、口を器用に使ってネジの要領で岩の隙間に卵をねじ込むのです!
ちなみに、向きは一般的なネジ同様に右回りです。

D6gz4-YU8AEtdvm[1]

こうして卵は荒波や天敵から守られ、多くの卵から子供が孵ります。
産卵後のクタクタな体でも、しっかりと子供を守る。とっても優しいお母さんですよね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

2019/05/15(水) 12:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!
9期生の地齋です!

今回は、クラゲの目について紹介します。
『クラゲに目なんてあるの?』と思う方も多いかもしれませんが、実はちゃんとあるのです!

種によって数や位置は違いますが、クラゲには眼点という目の役割をするものがあります。

ここでは、一般的にはよく知られていて、ラボでも展示しているミズクラゲ Aurelia aurita を取り上げます。

image1.jpeg

ミズクラゲでは傘の縁にある8個の感覚器の中に眼点があります。

image1 (1) 改良

赤い丸で囲まれた白く見える点が感覚器です。写真では見えませんが、実際に近くで見てみると、感覚器の中にとても小さな黒い眼点も見えます!

目と言っても、私たち人間の目のような高性能なものではなく、明暗を感じる程度のものですが…。

それでも、何も考えずにのんびり漂っているようなイメージのクラゲにも目があるなんて、なんだか不思議ですね。

これからクラゲを見るときには、是非、目にも注目してみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

2019/05/08(水) 14:58 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは 10期の福室です。

ゴールデンウイークも中程ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、アクアリウムラボの生体の中でも特に奇妙な生き物を紹介したいと思います。

その名もヤツメウナギ。

アクアリウムラボで展示されているのはヤツメウナギの仲間のうち、スナヤツメ(Lethenteron reissneri)という種です。彼らは「無顎類(むがくるい)」と呼ばれる原始的な脊椎動物で、顎を持っていません。そのため、吸盤状の口で石などに張り付いて生活しています。

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さて、このヤツメウナギですが八つ目でもなければウナギでもありません。ではなぜこのような名前なのでしょうか?
それはこの姿を見れば分かります。

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まず「ウナギ」の部分ですが、これは細長いウナギの様な体型をしているためです。
では「ヤツメ」はどこから付いたのでしょうか?

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ヤツメウナギの体側には、この様に8対の点が見えます。これが目のように見えるため、「八つ目」と言われています。実際には目は①の1対で、その後ろの②~⑧の7対は鰓孔(さいこう)と呼ばれるエラの穴です。

この様な奇妙な特徴を持つヤツメウナギ、是非アクアリウムラボに見に来てみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

2019/05/01(水) 00:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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