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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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こんにちは、9期の地齋です!

今回は、アクアリウムラボのメンバーが江ノ島で採集してきたエイレネクラゲEirene menoniについて紹介します!
エイレネ1


エイレネクラゲは、水族館でもよく展示されているギヤマンクラゲの仲間で、傘の透明度が高く、大きさが2cm程度のきれいで可愛らしいクラゲです。

傘に十字に見える4本の線は放射管というものです。放射管とは胃から伸びている管であり、胃で消化された成分を全身に運ぶなど、循環系の役割を果たしています。

そしてエイレネクラゲの特徴は何と言っても口柄!
エイレネ2

傘の下にぶら下がっている玉のようなものが口柄です。口柄はクラゲの口を支える部分で、その先端に口が付いているのです。線香花火みたいできれいですよね!

きれいな光に照らされて漂っているエイレネクラゲたちを見ているととても癒されるので、ぜひ見に来てください!
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2018/08/31(金) 12:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!9期生の田所祐輔です!

夏休みももうすぐ終わりですね…

この夏休み、僕は部活の合宿で静岡県御前崎市の海岸に行って来ました!
砂浜を歩いていたら…

こいつがうち上がっていました!
青い色をしていてとてもきれい!!

1535423670956.jpg

これはカツオノエボシPhysalia physalisという刺胞動物(クラゲやイソギンチャクの仲間)です!

カツオノエボシは、風船のように膨らんだ気胞体(黒矢印)があり、その下には指状個虫と呼ばれる個虫(赤矢印)が群体を作っています!

1535423672663.jpg


海水浴場などにうち上がっていることもありますが、刺されると非常に痛いです。
この痛みというのは、カツオノエボシの刺胞から発射される長い毒針によるものです。

刺胞の数や大きさ、毒針の長さは、種によって異なります。毒針が長いほど皮膚を貫通しやすく、さらに皮膚を貫通するような毒針を備えた刺胞の数が多ければそれだけ体内に入る毒は多くなるので、刺胞毒による症状が重くなりやすいといわれています。

実際にカツオノエボシの死骸から触手をピンセットで採取して刺胞を顕微鏡で観察してみました。

上の写真には毒針を発射していない刺胞が2個写っています。倍率は300倍です。
下の写真には毒針を発射した刺胞が写っています。毒針があまりにも長いため、倍率は100倍です。

1535423674247.jpg

ちなみに、カツオノエボシの触手は、10mほどまで伸びると言われています!

死亡例も報告されているので、死骸でも素手ではさわらない方がいいです!!

刺されてしまったらすぐに病院へ!

☆海水浴に行くときは気をつけてくださいね!☆
1535423676333.jpg


最後まで読んで頂きありがとうございました!

2018/08/28(火) 12:47 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!9期生の高野です。
今回紹介するのは、イソギンポ Parablennius yatabei です。

イソギンポ1

イソギンポはスズキ目スズキ亜科イソギンポ科に分類される海水魚で、日本各地に生息しており、
普段は岩や貝殻の隙間にいます。
イソギンポ科の魚は種類が多く、特にカエルウオなど、コケを主食とする水槽の掃除屋さんとして知られる魚が多くいますが、
イソギンポは雑食性で、自然界では主に小型の甲殻類を食べます。


イソギンポの魅力は、なんと言ってもこの顔つき。

イソギンポ2

…何とも言えぬ表情。とてもユーモラスです(^ ^)
この愛らしい表情に加え、なんでも食べて、体が丈夫なことから、観賞魚として飼育されることが多いようです。
もしかしたら飼ってるよーという方もいらっしゃるかもしれませんね。


イソギンポは10 ㎝にも満たない小さな魚。
ラボの磯水槽には、このような小さくてキュートな魚がたくさん暮らしています。
岩の裏に隠れていることが多く、そもそもあまり目立たない色をしているイソギンポ。
水槽でぜひ探してみてください!


2018/08/24(金) 12:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、9期生の鈴木です!

今回は先日アクアリウムラボの2年生が採集してきた、ヘイケガニHeikeopsis japonicaを紹介したいと思います!

ヘイケガニ1


ヘイケガニは浅い海に生息する小型のカニです。1番の特徴はなんといっても甲羅の模様!よく見ると人の顔のとうな模様をしています。それもまるで怒っているような・・・(写真じゃよくわからないよって人は是非調べてみてください!)
じつはこれがヘイケガニの名前の模様なんです!ヘイケガニのヘイケは「平家」、1185年の壇ノ浦の戦いで敗れた平家のことなんです。戦いに敗れた平家の侍の顔に例えられ、ヘイケガニと呼ばれるようになりました。

しかしそんな甲羅を隠してしまうこともあります。貝殻を被ったヘイケガニはこちら~

ヘイケガニ2


現在はアクアリウムラボのバックヤードにいます!
アクアリウムラボには面白い生物がまだまだたくさんいますので是非遊びに来てください!!

2018/08/22(水) 00:34 | コメント:0 | トラックバック:0 |

こんにちは、9期生の末野です。



アクアリウムラボには、もうすぐ新しい10期生のメンバーが加入するため、それに向けた準備や研修シフトなどを行っていたら、あっという間にラボブログの自分の番が回ってきました。やっべ何にも考えてなかった。



というのは冗談で、今回はアクアリウムラボの渓流魚水槽にいる僕の大好きな淡水魚ヤマメ(サクラマス)Oncorhynchus masouをご紹介致します!




やまめ




ヤマメはサケ科の魚類で、渓流で川虫などを食べて暮らしているおさかなです。


そしてこのヤマメ、見ればわかるのですが大きさにかなりバラつきがあります。これは競争に勝ったヤマメと負けてしまったヤマメがいるためなのです。競争に敗れたヤマメは残念ながら餌を満足に食べられず大きく育つことができません…。



やまめ大きい

やまめ小さい


しかし!小さなヤマメもやられっぱなしではありません!彼らはその後海へ降り、大型のサクラマスとなって、産卵のため再び川へ戻ってきます!海は川と比べて栄養が豊富で、サクラマスは川へ残ったヤマメより大きく育つことができます。




なんだ、じゃあ最初から海に降りればいいじゃないか。そう思うかもしれませんが、海は非常に危険がいっぱいで、川へ戻ってこれるサクラマスは全体のたった1割ほどと言われています。また川へ遡上する途中に力尽きるもの、ダムなどの影響で川を登れないものもいます…。




さらに渓流へ戻れたとしても、オスは他のオスと激しく争い、その全てに勝ち残ったものだけがメスと繁殖をできるのです。




放精・産卵を終えたサクラマスはそのまま力尽きて、壮絶な生涯を終えます。
何という人生…まさに死ぬまで戦い続けるおさかななのです(だから好き♡)。



……長々と私の愛が炸裂しましたが、如何でしたでしょうか。少しでも彼らに興味を持っていただけると幸いでございます。




以前ヤマメの脂鰭に関して紹介したブログもありますのでそちらも良ければ!
効率の良い遊泳のヒミツ




それではまた!

ヤマメはいいぞ(いいぞ)#いいぞ

2018/08/17(金) 13:25 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、9期の白石です

今回は皆さんにバックヤードの様子を少しお見せしようと思います
それでは早速、バックヤードに入ってみましょう!

bakkuya-do.jpg

中はこんな感じです
展示していない生き物の水槽をはじめ、バケツや機材などいろいろ置いてあります
水温を保つために室温は常に22℃に設定されているので、夏でも少し寒いです
ここで、エサやりや換水、水槽の掃除などの作業をしています


エサやりの様子をお見せします!
エサにも色々な種類があり、生き物によって使い分けています
esa.jpg
▲左からフレーク、クリル、EP2というエサ

トラザメ Scyliorhinus torazame にクリルをあげてみましょう
棒の先端にクリルを刺して、トラザメの口元に持っていきます…
torazame.jpg
食べました! かわいいですね

次はL1号館にいる熱帯魚たちにフレークをあげてみます
hosyoku.jpg
ものすいごい勢いで水面のエサに向かってきました
残像が見えます…!

こんな風に食事中の生き物たちを見られるのは、ラボ員の特権ですね


今回お見せしたのはほんの一部ですが、少しでもどんなことをしているか分かってもらえたら嬉しいです
少し裏側を知ってから水族館を見るとより楽しいですよ!

2018/08/14(火) 21:23 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!9期生の篠原です!
今回はゼブラウツボ Gymnomuraena zebra についてご紹介いたします。

ゼブラウツボはインド洋・太平洋の熱帯・亜熱帯地域に分布しており、日本付近では、太平洋や琉球列島で見ることが出来ます。
一般的には全長50cm程度ですが、最大で150cmになることもあります…!(私と比べたらギリギリ勝てるくらいです…)

ゼブラウツボ


また写真からも分かるように、ゼブラウツボは頭から尾にかけて細い横帯が多数あり、シマウマのような模様をしています。これが名前の由来となっています。
ウミヘビと間違えられることも多いようですが、こちらには毒がありません。
しかし!ウツボにしては珍しく、貝類などのかたい殻を砕くための歯が特化しているので、むやみに触ろうとしないよう注意してください!!

ゼブラウツボはつい先日ラボに来たばかりで、今はバックヤードにいます。展示されるのを楽しみに待っていてください!

以上篠原がお送りいたしました!

2018/08/10(金) 08:06 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは。ラボ9期生の志田です!

いきなりですが、今回はラボのメバルの種類を明らかにしたいと思います。

そもそもメバルという名称はアカメバルSebastes inermis、クロメバルSebastes ventricosus
シロメバルSebastes cheniの3種の総称であり、種名ではありません。

以前はこの3種が同一種だとされていましたが、2008年に発表された論文により3種に分けられることになりました。

この3種の見分け方の1つに、胸鰭(むなびれ)の条数(鰭にあるスジの数)の違いによるものがあります。
通常、アカメバルではこれが15本、クロメバルでは16本、シロメバル17本とされています。

今回はこの計測法を用いて、ラボのメバルを同定したいと思います!
写真 2018-08-01 14 07 13
胸鰭の条数は・・・・・・

写真 2018-08-01 19 48 55

頑張って数えた結果、胸鰭条数は17本でした!!!
というわけでこのメバルはシロメバルであることが分かりました。

今回計測したのは1匹のみですが、まだラボには何匹かメバルがいるのでまた別の機会に計測したいと思います!
もし釣りなどでメバルを間近で見る機会があれば、是非数えてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。


2018/08/03(金) 11:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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