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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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アクアリウム・ラボ8期のこよしこです!
至極どうでもいいことなんですけれど,わたしの家では柴犬を飼っておりまして!
最近,雨が続いていますので,散歩に連れて行くのが一苦労なのです・・・.
犬小屋に籠城を続ける日々・・・,その姿が可愛いんですけどね!笑

散歩のことを考えると,室内で飼育できる猫はいいですねぇ.
むむむ・・・?ねこ?猫!!!
猫といえばですよ!アクアリウム・ラボにも猫がやってきました!!
ご覧ください.こちらです.

ねこざめ

こ,これは・・・?!まさかの猫ちがい!!

こりゃあ,ネコザメ Heterodontus japonicus だぁ!

え?ぜんぜん猫らしくないですって?いやいや,そんなことはないですよ.

ねこざめ2

おやおや?こちらに近づいてきました.頭を見てみてください.斜めからなので少し分かりにくいかもしれませんが,頭の形(眼上隆起)が猫の頭に見えませんか?これがネコザメの名前の由来なのです.
(見えねぇ・・・と思ったそこのあなた.猫にだんだん見えてきますから,まずは心で感じてください)

英名ではJapanese bullhead sharkと呼ばれ,これはネコではなく牛の角に似ているとするからです.
ちなみに,Cat shark はトラザメを指す英名ですから,ネコザメと勘違いしないでくださいね!

写真でもわかると思いますが,ネコザメをよく見ると皮膚が見るからにザラザラしています!それほど,楯鱗(サメがもつ鱗のこと)が大きいのです.頑丈そうな体です!

ネコザメといえば,水族館のタッチプールでよく見かけますよね.
わたしも,ちびっこに混ざってサメと戯れた思い出があります・・・(*´_ゝ`)
あのときは確か,ドチザメとネコザメがいたのですが,ネコザメのほうが圧倒的にゴツゴツのザラザラでした.ネコザメを触ってからドチザメに触ると,スベスベ〜(*゚ェ゚*)!という感覚をより一層感じました.

しかし!!
ネコザメ,じつはちょこっと危険なのです,ご存知でしたか?
下の写真を見てください.

きょく

こちらはネコザメの第一背鰭です.前方に棘がありますね!!第二背鰭にも同じものがあるのですが,これらは外敵から身を守るために存在しています.タッチプールのネコザメは,この棘をあらかじめ切り取ってしまうため,安全に触れるのです.

なるほどね,棘がなければ触ってもいいとな!よーしよしよし・・・(ネコザメナデナデ〜),
とやりたいところですが!まだあります!
ネコザメの危険ポイント!

それは,です.
ネコザメはサザエワリという別名を持ちます.それは,両側面にある臼のような歯と尖った前歯を使って,サザエなどの貝類を食べるからです.バリバリと・・・,あ!貝殻自体は食べないみたいですが.中身だけをきれいに食べるのです.
ですから,うっかり口に手を近づけて,バクッとされたらひとたまりもない!はずです.

もし,海で泳いでいるときにネコザメに遭遇したとしても,きゃわわ〜♡(かわいい〜♡)なんて安易に触れてはいけません!棘でブスッと!歯でバリッと!されてしまいますからね!

( ゚Д゚)キャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!


あたたかい眼差しを送る.そっと見守るという心.大事にしてください.



・・・ネコザメはまだまだおもしろいところがあるんですが,今回はこの辺にしておきましょう!
読んでくださり,ありがとうございました(^ω^ ≡ ^ω^)









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2017/08/21(月) 05:07 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!七期の中根です!
気温もだいぶ暖かくなってきましたね。このポカポカな陽気で眠たくなってくる!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

さて、今回は春の眠たさにちなんで、寝ているお魚さんがテーマです!


一匹目はシリキルリスズメダイChrysiptera parasema!!
綺麗な青色の発色が特徴です!

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二匹目はギンガメアジCaranx sexfasciatus!!
体色からメッキと呼ばれたりもします!

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三匹目はメジナGirella punctata
アクアリウムラボではいつも展示に出ている魚で、見るとホッとする可愛い魚です(笑)

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さて、このお魚さんたちの何が凄いのかと言いますと・・・・・・!!
ジャジャン!!
なんと夜の寝ている間は体色が著しく変化するんです!!!


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シリキルリスズメダイは夜になると青色の発色具合が著しく低下して、半透明に薄っすら青色が乗ったような色合いになります!




P5031296.jpg

ギンガメアジは夜になると体表の横縞が非常に薄くなります!




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メジナは夜になると、あら不思議!何故か迷彩柄に大変身!
さらに!昼間のグレーではなく、どちらかというと茶色のような体色になります!!




魚の体色変化って不思議ですね!(^^)

皆さんもご自宅で飼っている生き物が、夜と昼で何か変化がないか観察してみてください!
きっと飼育がもっともっと楽しくなるのではないかなと思います!(笑)

では今回はこの辺りで、、さようなら!




2017/05/10(水) 20:56 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、8期の牧野です。
今日は極寒の環境に生きる魚についてお話しようと思います。
長年ラボで飼育されているこちらのゴマギンポStichaeopsis nana
20170414_102825.jpg

ラボスタッフが近づくとぐるぐる泳ぎ回る人懐っこいゴマギンポですが、飼育水の温度はなんと8℃!水槽の壁面は結露して、写真を撮るのにタオルで水滴を拭かねばなりませんでした。20℃以上の温水プールでも長く浸かれば人は寒さを感じますから、8℃の水がどれほど冷たいのかは言うまでもありません。
ギンポの仲間、特に南極や北極に生息する種は、体内の水を凍りにくくする不凍糖タンパク質を持っています。このタンパク質の働きは、細胞中にでき始めた小さな氷の結晶に結合してそれ以上の結晶化を防ぎ、細胞が壊れないようにするというものです。厳しい環境に生きる魚たちはこのように特殊な機能を備えて適応するんですね。
しかし近年、地球温暖化による急激な水温の上昇にからだがついていけず、魚たちが生息域を北上させていることをご存知でしょうか?これにより、低緯度域における漁獲量が大幅に減少してしまうと考えられています。
20170414_102807.jpg

この記事が環境問題についてもう一度考えるきっかけとなればうれしいです。ではまた!

2017/04/17(月) 12:22 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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2017/03/14(火) 10:30 | コメント:0 | トラックバック:0 |
はじめまして、アクアリウムラボ8期の牧野です。
今回はラボにいるムラソイSebastes pachycephalusを例に、魚の体色変化についてお話ししようと思います!
1489247133843.jpg
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(ムラソイはスズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属の魚。漢字では斑曹以、英語名ではSpotbelly rockfishというように、腹部に斑紋が見られる。)

魚は色素胞という、体の色を変えるのに関わる細胞を体の表面に持っています。色素胞の中には色素顆粒という色のついた粒のようなものがたくさん入っていて、色素顆粒の色によって黒色素胞、赤色素胞、黄色素胞に分けられます。色素顆粒が色素胞の中で広がったり縮まったりすることで、魚の全体の体色が変わって見えることになります。(色素顆粒を持たない白色素胞や虹色素胞なんてものもありますよ!)

色素顆粒の運動は環境の影響を強く受けます。一般的に、明るいところでは色素顆粒は色素胞の中心部に集まり、全体の体色も明るくなります。逆に暗いところでは色素顆粒は色素胞の全体に広がり、体色も暗くなります。周囲の色に体色をなるべく近づけて目立たないようにしているんですね。

ラボには二匹のムラソイがいます。そのうちの一匹はトップの写真です。水槽の掃除をしているときにお気に入りの暗い岩陰から出してしまったため、先ほど説明したような体色変化が起こっていると考えられます。
(次の記事に続く…)

2017/03/14(火) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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