FC2ブログ

プロフィール

ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

最新トラックバック
皆さんこんにちは
北里アクアリウムラボ11期生の大倉です。

外出自粛になってからもうだいぶ経ちますが皆様は在宅勤務や自宅学習にはもう慣れましたでしょうか?私は自粛期間を満喫しすぎたあまり、生活リズムが昼夜逆転してしまいオンライン授業に寝坊しかけるなんて定番のドジをやらかしてしまいました。皆さんも気をつけてください……

さて前置はこのくらいにしておいて、今回はアクアリウムラボの生体ではなくラボ前に展示してある標本の一部をご紹介したいと思います。その標本とはマオナガ Alopias vulpinus (写真上部の個体)です。

20200526232022458.jpeg

マオナガは現在3種が発見されているオナガザメ属 Alopias のうちの1種でその名のとおり尾がとても長いのが特徴です。マオナガはその中でも特に尾が長く1番大きく成長すると言われています。その大きさは2〜3m、最大全長は7m超えにまで達したという記録もあります。こちらの標本はやや小さめではありますがそれでも160㎝オーバーで人1人分くらいの大きさはあります。

20200526231843707.jpeg

生息域は表層から深海まで幅広く、活発に動き回る習性があります。日本でも漁や釣りでかかった記録もあるそうです。その身は淡白で美味だとか……いつか食べてみたいものです。

また、オナガザメ属特有の長い尾ですがこれは捕食にとても役立つものになってます。マオナガは主に小魚を食べますが長い尾で海面を叩いて小魚を一ヶ所にまとめて捕食したり、尾をムチのようにしならせて小魚の群れを叩き、気絶させてから捕食するのにとても便利な形なのです。特にムチのように獲物を仕留める姿は圧巻です。

現在、北里アクアリウムラボはコロナウイルス感染拡大防止に伴い、当面のあいだ臨時閉館とさせていただきます。開館いたしましたらぜひマオナガの姿を見に北里アクアリウムラボにお越しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーサイト




2020/05/27(水) 20:09 | コメント:0 | トラックバック:0 |
みなさん、こんにちは!
北里アクアリウムラボ11期生の大薮です。

最近は「今日、暑いな…」と思う日が増えてきましたね。……みなさんはそろそろ"冷たい"ものが恋しくなってきていませんか?
そこで!私からみなさんにアクアリウムラボの"冷たい"をお届けしようと思います!

13.jpg


こちら、深海水槽!! 深海は水深200m以深の海を示し、とても暗くて冷たい環境が広がっています。この水槽では冷たい水(約12℃)と暗い青色のライトで"深海の世界"をつくっています。

水温12℃って言われても想像し難いかもしれませんが、イメージは2月の比較的暖かい日の水道水(東京)です。炊事する方は分かると思いますが、2月の水道水って痛みを覚えるほどの冷たさですよね。
そして、暗さですが先の写真はブログ掲載用のため写真の明度を上げておりますが、実際は以下のような感じです。

23.jpg


隣の水槽と比較して非常に暗いことがお分かりかと思います。
「暗くて、冷たい。」想像しただけで何となくひんやりしてきますね!

次に、深海水槽で展示されている3種の生き物と1種の標本の見所を順にご紹介します!


①ユメカサゴHelicolenus hilgendorfi
33.jpg

の、愛称をちくわ(左:大きい方)とはんぺん(右:小さい方)です。
主に大きさで個体識別していますが、魚と言えどサイズ以外にも個体差はあります。ちくわはよく食べる食いしん坊さん、はんぺんはお目目ぱっちりな少食さんです。同じ種の魚でもこれ程の個性があるのです。アクアリウムラボには名前の付いている生き物が何匹かいますが、彼らもそのうちの2匹です。


②ヒメAulopus japonicus
43.jpg

はんぺん同様少食な個体です。以前ラボに来てくださった小さなお子さんに「これ、ちくわ?はんぺん?」と聞かれたことがあるのですが、ヒメは腹鰭を使って砂の上に立つようにした体勢をとっています。お魚初心者さんはそれをみていただけるとユメカサゴとの違いがよくわかると思います。


③オオグソクムシBathynomus doederleinii
53.jpg

深海生物といえばオオグソクムシをイメージする人は多いのではないでしょうか? サングラスをかけたような厳つい見た目が特徴的ですね。この写真には5匹のオオグソクムシが映り込んでいますが、実はこの水槽の中にはもっとたくさんのオオグソクムシがいます。また、オオグソクムシのある個体は非常に活発に泳ぐので、運が良ければ泳ぎ姿が観察できるかもしれません。


④サツマハオリムシLamellibrachia satsuma
……の標本。が、先に載せたグソクムシと写る、木の枝のようなものです。
「え?! あの枝?!」と言われそうですが、サツマハオリムシはこの中に棲む、ゴカイの仲間に当たるハオリムシという生き物です。
(※生きている様子はこちら)
63.jpg

一般的なハオリムシは深海で生息していますが、サツマハオリムシは浅い所にも生息しています。非常に目立ちはしませんが、地味に貴重な生き物です。ハオリムシは日本で展示しているのは数館のみで、世界的にも珍しい生き物になります。


アクアリウムラボの深海の世界はいかがでしたでしょうか。
来館して頂ければ、ユメカサゴの個性、彼ら以外にも愛称をもつ生き物、オオグソクムシの泳ぎ方などを間近で見ることができ、また「『たくさんのオオグソクムシ』と言うけれどじゃあ何匹いるの?」と実際に数を数えてみたりなど、"冷たい"以外にも"面白い"を感じていただけると思います。
加えて、4番目に紹介させていただいたサツマハオリムシ(標本)ですが、深海水槽とは別の水槽で生体を展示しています。アクアリウムラボでは他の水族館で見られない"瓶の中で"飼育展示された(特殊な飼育方法をされた)サツマハオリムシを見ることができます。そちらと合わせてご覧いただくと一層面白いことかと思います。
今回の記事で少しでも"冷たさ"と深海水槽の"見所ポイント"を覚えて頂ければ幸いです。

現在、北里大学アクアリウムラボはコロナウイルス感染拡大防止のため当面の間、臨時休館となっております。
開館後、お越しの際にはぜひ、深海の世界を堪能していってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2020/05/13(水) 08:14 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!
アクアリウムラボ11期生の魚住です。
今回、ご紹介するのはバイカラウナギAnguilla bicolor McClelland, 1844 です。
ビカーラウナギとも呼ばれているそうです。

20200414231028088.jpeg


生息地の温帯域をイメージした水槽のレイアウトになっています。
近づいてお顔を見てみましょう。

20200414231048c53.jpeg


とっても可愛らしいですね!
ラボのバイカラウナギは穏やかなお顔をしていると思います!
基本的に隠れることがないので、いつでもお顔を見ることができます。

こんなに可愛いバイカラウナギですが、準絶滅危惧種に指定されています。
絶滅危惧種で有名なウナギといえば、ニホンウナギやヨーロッパウナギだと思います。2019年12月発表のICUNのレッドリストによると、ウナギ属全19種の内、6種は絶滅危惧種に指定されています。
また情報不足により評価がされていない種が4種います。つまり絶滅危惧の恐れもあると考えられます。新しい発見に期待ですね!

現在、新型コロナウイルスの影響で5/31まで臨時休館しています。再開しましたら是非アクアリウムラボにお越し下さい。

最後までご覧頂きありがとうございました!

2020/04/15(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!11期生の入江です。

今回ご紹介するのはクロソイ Sebastes schlegeliiです。

クロソイ

主に北海道~東北地方に分布する海水魚で、大きな頭と鰭を持ち黒っぽいまだら模様をしています。

ソイという名前の由来は、「磯の魚(イソイオ)」が短くなったものと言われています。また、地方によってはクロスイと呼ばれたりします。
晩秋から冬が旬の時期で、マダイの少ない北海道ではその美味しさから「北の鯛」とも呼ばれています!

メバルの仲間であるキツネメバルと見た目がそっくりなため、混同されることが多いのですが、クロソイには涙骨(目の下の部分)に三本のハッキリとした棘があり、この部分で見分けることができます。

クロソイ2

現在はバックヤードにて飼育しています。
アクアリウムラボの中でも古株で、餌をあげたときの口を大きく開けてパクッと食べる瞬間がとてもかわいいです。

当館はコロナウイルス感染拡大防止のため5月31日まで期間を延長して休館させて頂いておりますが、再開した際には是非お越しください!

最後までご覧頂きありがとうございました。

2020/04/01(水) 19:13 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!11期生の伊藤です。
今回、ご紹介するのはネズミゴチRepomucenus curvicornis です。

ネズミゴチ 1


メゴチと呼ばれる魚です。釣りをされる方はメゴチと聞いて「あの魚か!」と思われる方が多いのではないでしょうか?
しかし、実はメゴチという魚は別にいます。ネズミゴチはスズキ目の仲間、メゴチはカサゴ目の仲間です。少しややこしいですね...
また、この魚はメゴチ以外にも呼び方がたくさんあります。関西ではガッチョ、テンコチなどと呼ばれたりします。

ネズミゴチは漢字で鼠鯒と書きます。名前の由来としては、この特徴的な口とエラの近くの胸ビレがネズミの顔に見えるためネズミという名前がついたそうです。

ネズミゴチ 2枚目



松葉揚げ、煮付けで食べられます。高級魚として扱われ、旬は初夏から夏だそうです。もうすぐ旬になりますね。

口元や目が少し飛び出ているところがとても可愛らしく、体表の模様もきれいです!

現在、バックヤードにいますが、これから展示されるかもしれないのでぜひアクアリウムラボにお越しください!

最後までお読みいただきありがとうございました。


2020/03/11(水) 18:06 | コメント:0 | トラックバック:0 |
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム