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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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皆様こんにちは。
12期生の大久保です。ダイビングが好きです。

まだまだアクアリウムラボ(以下ラボ)の閉館は続いており皆さんにラボの生き物をお見せすることはできない現状が続いております。

なので今回はラボの生物をご紹介します。ついでにずっと問題になっている外来種のことについても、皆さんに知っていただきたいと思います。

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ラボに入り左側2番目の水槽は環境水槽という名前がついた水槽です。この水槽にはスポッテッドガー(Lepisosteus oculatus)とセルフィンプレコ(Pterygoplichthys gibbiceps)が住んでいます。
スポッテッドガーはめちゃキュートなお目々と特徴的な口でとても人気があります。セルフィンプレコはとんでもないコケ取り能力を秘めており1匹入れておくだけ水槽のコケが全て消え去ります(ほんとにすごいですプレコ)。
彼らは以前熱帯魚ショップで容易に買うことができました。セルフィンプレコは今でも買うことができますが、スポッテッドガーは熱帯魚ショップでは買うことはできません。スポッテッドガーは特定外来生物に指定され新たに飼育することは法律で禁じられています。

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これらの魚たちは本来日本にいないはずの魚ですがなぜか日本の河川に存在し、在来種を食べたり、在来種のエサを横取りしたりして生態系を破壊しているのです。このことが問題となり飼育ができなくなった生き物はとてもたくさんいます。

かくいう私も外来種発見の経験があり、多摩川で夜網を持ってゴソゴソしていると黒い20cmほどの影が、、、なんとセルフィンプレコがコケをむしゃむしゃしていたのです。すかさず捕まえて家に持って帰り飼い始めました。笑
もちろんしっかり最後まで面倒はみましたよ。

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写真が下手くそで申し訳ないです、、、

セルフィンプレコはコケを取る能力にばかり目がいきがちですが実はかなり大きくなる魚なのです。かわいいからと調子に乗って「ほうら、ご飯だよ❤︎今日もかわいいね❤︎」などと餌を毎日与えていると3cmほどだったプレコが気づいたら20cmを超えたりします。さらに水質悪化にも強く熱帯魚ショップで安価で売られているため多くの人が買ってしまうのです。

ガーもかなり大型で低水温に強かったりするのでプレコと同様の問題を抱えています。

これらの種を飼い始めたはいいけどちょっと大きくなりすぎて困ってきたな、、、あ!川に返してあげよう!と考える人が少なからず存在し問題になっています。

「飼う」のはとてもいい事です。その生き物の姿を1番間近で見る手段です。しかし、最後まで面倒を見ることができるでしょうか。「買う」ことは誰でもできますが、その生き物の命に最後まで責任を持つことはできるでしょうか。途中で放り出すとその生き物だけでなく環境まで変わってしまうのです。

なのでなるべく私は安直な気持ちで生き物を飼い始めないでほしいと考えています。しっかり下調べをしてその生き物を迎え入れる準備が整った状態で飼ってほしいです。
それができないのであれば言い方はきついですが「生き物を買っただけ。」と言えてしまいます。

ここまで読んで皆さんが少しでもこの問題に興味を持ってくれれば、そしてラボが開館した暁にはかわいいかわいいスポッテッドガー(Lepisosteus oculatus)とセルフィンプレコ(Pterygoplichthys gibbiceps)を見に来ていただけたらとてもとても幸いです。
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2021/05/26(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!
11期生の寺澤です.
最近は雨が多く,じめじめした日が続いてますね.洗濯物も乾きづらく,とても困ります...
どうしてもイライラしてしまいますよね.

そこで!!少しでもイライラが収まるように,私のラボでの日常を物語風に楽しんでいただこうかと思います!

ある日のこと...
「さぁて,今日も1日頑張るぞー!」
と,私はいつものようにラボの展示を眺め始めた.
とその時,ある水槽の前で足が止まった.

スクリーンショット (64)

「ん,?」

スクリーンショット (66)

何かがおかしいと思い,近づいてみると...

スクリーンショット (68)

「そんな...馬鹿な...昨日は元気だったじゃないか...いや待てよ,,,寝てるんかーい!」
そうです寝ていただけだったのです.

「今日も騙されたぜ...また一段と腕を磨いたじゃないか!!」

という1人漫才を,ラボスタッフになった日から数えきれないほどやっていました.

ちなみに,私を何度も驚かせてくれたお魚は,アカササノハベラ Pseudolabrus eoethinu でした!

おそらくこのブログが,私の最後のブログとなるでしょう.生き物についての紹介はしませんでしたが,ほっこりする??お話をさせていただきました!

とても短い内容でしたが,最後まで読んでいただきありがとうございました!

2021/05/19(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは!北里アクアリウムラボ11期の佐藤です!
5月になり寒さも和らぎ、これから徐々に暑くなってくる季節ですね。

さて、今回はいつもと少し違う内容でお送りいたします。
タイトルにもある通り、アクアリウムラボのスタッフに緊急アンケートを実施しました!
全部で5つの質問に寄せられた回答の中から抜粋してご紹介していきます!!
普段はなかなか知ることのないスタッフの想いを伝えられたらと思います!


早速いきましょう!
まず一つ目の質問は、「北里アクアリウムラボを漢字1文字で表すと?」です。
ランキングでご紹介します!

1位:(6票)
2位:(2票)
3位:、など(1票)

このような結果になりました。
質問作成者からするとこんなにも多様な回答が集まったことに驚いております!
それほどまでにアクアリウムラボから感じることが多いということは、とてもいいことですね。


二つ目の質問は、「北里アクアリウムラボのアイドルはこいつだ!」です。人でも生き物でもなんでもOKにしました!
こちらは写真とともにランキングでご紹介します。

1位:オーストラリアハイギョ Neoceratodus forsteri (6票)
k_20210504221815b0d.jpg

2位:オショロコマ Salvelinus malma4年のクラゲ好きMちゃん Homo sapiens (3票)
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3位:ウツボのジェイド Gymnothorax kidakoネコザメ Heterodontus japonicus3年採集の天才Iくん Homo sapiens (2票)
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まさかのここで人と生き物のいい勝負…!
アクアリウムラボは生き物だけでなくスタッフまでも魅力的ということですね。
他にも「俺」と回答してくださった方がいました。他の生き物を愛する前に自分を愛せよ、ということでしょうか。生き物を飼育する心得として重要な事かもしれません。深い…。

皆さんもぜひラボのアイドル、探してみてください☆


三つ目の質問は、「普段の活動で欠かせない必須アイテムNo.1は?」です。
こちらも写真とともにランキングでご紹介します。

1位:ホース(5票)
ho.jpg

2位:ハンカチまたはタオル(4票)

3位:給餌棒ピンクの布巾コケ取り棒バケツ(2票)
kyu.jpgpin.jpgkoke.jpg

これらのアイテムはほとんど紹介したことがなかったため、今回少し説明を加えさせていただきますね。

見事1位を獲得したホースは水換えの際に使用します。サイフォンという原理で水槽から水を抜くことができるのです。ホースの片方を水槽に入れ、もう片方は口に近づけて息を吸い込むことで水を呼び込み、そこに高低差を持たせることで水を抜くことができるという仕組みです。まさに必須アイテムですね!

3位にある給餌棒は、イカの切り身などの大きな餌を挟んで生き物の目の前までもっていくことができるアイテムです。これを使わないと餌をあげられない生き物もいます。
ピンクの布巾は主に観覧面を磨くために使用し、コケ取り棒は写真のように水槽の中のコケを取るために使用します。この2つは水族館として展示を行う上でとても重要なアイテムですね!

また、これらの回答のほかに「やる気と根性」「愛情」などの回答もありました!
大変なこともある日々の作業において、しっかりとした気持ちも間違いなく必須アイテムと言えるでしょう!


四つ目の質問は、「アクアリウムラボにまつわる面白エピソード!」です。
こちらは自由に記述してもらったので、なるべく原文のままにご紹介しますね!

作業をした日は大抵、家に帰ってからどこかしらに塩がついているのに気づく
魚用の餌が意外と美味い
毎週誰かしらサイフォンに失敗して水槽の水を飲んでいるのを見る
換水後生体の数が減っていた、焦っていたら岩の隙間から目が合った。減ったと思っていた子は換水にびっくりして隠れていただけだった
あるスタッフはいつも魚に話しかけながら餌をあげている
生き餌をたくさん採ってきてくれたスタッフがいたのだが、そのスタッフのあだ名が生き餌になった

などなど!多くのエピソードが集まりました。
どれもラボならではのエピソードで、共感できるものもあれば驚くものまでさまざまですね!
きっとこれからも面白エピソードは増えていくことでしょう…。


最後の質問は、「アクアリウムラボに入ってよかったことは?」です。
こちらも自由に記述していただきました!

飼育に関することを色々と学べる
生き物愛が増した!
趣味で話が合う人と巡り会えた
いろんな魚を間近で見れた、水槽のレイアウトのこだわりを聞いたことで水族館に行っても魚だけでなくレイアウトなど様々な観点で見れて面白い
生体の知識が増え、新たな魚の見方を得られた
自分では飼育できない生体の飼育が体験できる!
ラボを通して初めて知り合う人や知る生き物がいること、生き物を飼育することの大変さや楽しさを知ることができること

などなど…
やはり総じて言えることは「貴重な経験ができる」ということですね。
ラボを通して出会う人や生き物、入ってから引退までの2年という期間に経験したこと、これらはすべてスタッフ自身の貴重な財産となります!!


アンケートの最後には自由記述欄を設けました。そちらに寄せられたスタッフの想いも一部ご紹介します!

本当にラボに入ってよかったと心から思っています。ありがとう!
楽しい!
ラボのブログを読めば、水族館や海にいる生き物の見方や注目ポイントが変わるかも?
バックヤード、大掃除したいね
ラボのクラゲはスタッフも含めてみんな見るべし

以上がアンケート結果のご紹介です!
真面目で面白い回答の数々に私自身も楽しませていただきました。
回答してくださったスタッフの皆様、ご協力ありがとうございました!

当館は現在も新型コロナウイルスの影響により閉館していますが、また多くの方々に起こしいただける日をスタッフ一同願っております。
それまでの間はTwitterやInstagramなどの情報をお楽しみいただければと思います。

少々長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
いつもとは少し違う視点からアクアリウムラボについて知っていただき、興味を持っていただけたら幸いです!!

アクアリウムラボ11期 佐藤

2021/05/05(水) 10:00 | コメント:1 | トラックバック:0 |
皆さんこんにちは!アクアリウムラボ11期生の小池です。4月になって3週間ほどたちましたが新生活が始まった方々は慣れてきた頃でしょうか?
さて、今回紹介する生体はこちらです。
4/21 ➀

こちらの生物はポリプテルス・エンドリケリー Polypterus endlicheri endlicheriです。こちらのポリプテルスは西~中央アフリカの河川や湖沼に生息しており、最大全長は70㎝以上にもなる古代魚です。性格は温和で個体によっては人が触っても逃げないほどです。(※むやみやたらに触ると生体にとってストレスになるのでやめましょう)

このポリプテルス・エンドリケリーの特徴はこの独特な鰭です。
4/21 ②
4/21 ③

(写真②、③https://zukan.com/fish/internal192より)
この鰭は小離鰭と呼ばれる独特の形をした鰭になります。この小離鰭は皆さんおなじみの魚であるサバやマグロ(写真はクロマグロ)なども持っていますが、これらの種が小離鰭を持つ理由とは異なっていると考えられています。しかし、ポリプテルスの小離鰭の役割は明確にされていないため、研究しがいがありますね!

また、ポリプテルスは我々と同じように肺呼吸とすることができます。肺呼吸といっても不完全であるため、すべてを肺呼吸で賄うことはできないのです。そして、肺呼吸を行う際には口から行うのではなく、呼吸孔と呼ばれる頭頂部の器官から取り込んでいます。この呼吸孔があることで肺呼吸の際に外敵から発見される確率が少なくなります。

最後にこちら!
4/21 ④
4/21 ⑤

なんとも言えない顔をしていますね…。ただ、これがポリプテルスの良さなのです。

さて、古代魚のもつ独特な雰囲気や特徴を感じていただけましたでしょうか?皆さんがポリプテルスに興味を持っていただけたなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

2021/04/21(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
皆さんこんにちは!アクアリウムラボ12期生の会田です。新年度が始まってはや1週間、私は新しいことばかりで全く気持ちが落ち着きません!皆さんはどうお過ごしでしょうか。
さて、いよいよ今回から私たち12期生もこのブログに参戦します!いろいろ至らない点もあるかとは思いますが精一杯頑張りますので暖かく見守っていただければ幸いです!
話は変わりまして、今回、私が紹介するのはビヨンセ顔負けの美脚を持ったコイツ・・・
dekakani1.jpeg
それがこちらの生物です!
こちらの生物はタカアシガニ Macrocheira kaempferiといい、普段は深海で生活を送っています。また、現生の節足動物の中では世界最大で、カニの仲間の中ではかなり古くから生息していることから「生きた化石」とも呼ばれています。
この生物の特徴は何といってもこの脚・・・・・・!!
甲羅から伸びる細く長いこの美脚は遠くから見てもとてもインパクトがあり、いろいろな人を魅了してきたことでしょう!また、この生物は節足動物門・十脚目・短尾下目・クモガニ科に分類されており、クモガニ科というだけあって確かに同じ節足動物門の陸棲のクモにシルエットはそっくりですよね。
現在ラボにいるタカアシガニはこの2匹。
dekakani2.jpeg
向かって右側のタカアシガニがカニコロ、そして左側のタカアシガニがカニカマという名前です。
ラボでは一般的な水族館と比べてもかなり至近距離からこの2匹を観察できるため、思う存分その美脚や甲羅の棘などを観察できるかと思います!こんなに大きいタカアシガニですが、実はあまり多くの餌を必要とするわけではなく、食性も雑食性です。それはタカアシガニが生息している環境に起因します。前述したとおり、普段タカアシガニは深海に生息しており、深海という環境は餌にありつけないことも多いためこのような食性になったと考えられています。
最後にラボにいるタカアシガニのおちゃめな部分をお見せしたいと思います。それがこちら!!
dekakani3.jpeg
ご安心ください!!!!!!!!死んでません!!!!!!!!!!!!!!!!!
海の甲殻類には上下をあまり気にしないものが多いらしく、このタカアシガニもその例に当てはまるようです。しかし、何も知らない側からすると、こんな姿を見せられたらギョッとしちゃいますよね。
そんなおちゃめな部分もある、美脚な生物タカアシガニ。少しでも皆さんのタカアシガニに対する好奇心を擽ることができていれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!!



2021/04/14(水) 09:30 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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