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ラボスタッフ

Author:ラボスタッフ
北里大学海洋生命科学部
ミニ水族館
『北里アクアリウムラボ』
学生スタッフ達による日々のあれこれをお届けします。

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大学校内案内図「開館時間」
 平日   10:00~16:00

「アクセス」
 JR相模原駅より
  神奈川中央交通バス 2番乗り場 
   「相模大野駅北口」行等に乗車
   「北里大学病院・北里大学」下車
 小田急 相模大野駅より
  神奈川中央交通バス 1番乗り場           
   「北里大学病院・北里大学」行
   「北里大学病院・北里大学」経由 相模原駅行に乗車
   「北里大学病院・北里大学」下車

 北里大学相模原キャンパス内 MB号館1階

「入館料」
 無料 

※学外からお越しの方は、下記に前日までにお申し出ください。
 北里大学海洋生命科学部事務室
 電話番号:042-778-7919

その他北里アクアリウムラボに関するお問い合わせはこちら
 aqualabo★kitasato-u.ac.jp  ★を@に変えてお送り下さい。
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2037/12/31(木) 23:59 | コメント:0 | トラックバック:0 |
みなさん、こんにちは。北里アクアリウムラボ11期生の釜崎です。

昨日7月7日は七夕でしたね!ということで、今回は七夕にぴったりなお魚をみなさんにご紹介します。
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このお魚の名前は ホシササノハベラ Pseudolabrus sieboldi です。
笹の葉というまるで七夕の主役のような名前を持つこのお魚は、主に岩礁域や砂底に生息する海水魚です。
磯釣りでよくかかるため、釣り好きの方は見たことがあるかもしれませんね。
このベラ、一見よく見るお魚のような見た目をしていますが、実は繁殖行動においてとても面白いメカニズムを持っているのです。

ホシササノハベラは最初、全個体がメスとして成熟します。
そして一定の段階まで成熟すると、群れの中で一番大きな個体がオスに性転換してしまうのです!
早いものではなんと二週間程度で性転換が完了するそうですよ。

では、なぜホシササノハベラは性転換を行うのでしょうか。
一説によると、性転換は岩礁やサンゴ礁など比較的生活圏が狭い魚種に多く見られるそうで、限られた空間の中で性別が偏ることによって繁殖が行えなくなることを防ぐためなのではないかと言われています。

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同じく性転換を行うお魚に、水族館でも大人気の カクレクマノミ Amphiprion ocellaris がいます。
こちらはホシササノハベラとは逆で、群れの中で最も大きなオスがメスへと性転換します。
カクレクマノミはその名の通りイソギンチャクに隠れて身を守りながら生活するお魚です。
性転換は長距離を泳がず安全なすみかで暮らすことを選んだ結果獲得された、彼らの重要な生存戦略の一つだったのですね。

ホシササノハベラとカクレクマノミは、どちらもアクアリウムラボで飼育しています!
今はコロナウイルスの影響で臨時閉館していますが、終息し開館した際にはぜひ彼らに会いにお越しください。
どちらも岩陰やイソギンチャクの陰に隠れていることが多いため少し見つけにくいですが、根気強く眺めているとひょっこりと可愛い顔を見せてくれると思いますよ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

2020/07/08(水) 10:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、10期生の藤原です!

自粛解除からしばらく経ち、いよいよ新型コロナウイルスの第二波が押し寄せていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
自粛期間中に、アクアリウムを初めとした生物の飼育をしたくなった方も多いかと思います。
そこで今回は、アクアリウムの様々な楽しみ方の一つである「色揚げ」についてご紹介いたします!

「色揚げ」とは、魚達が本来持っている体色をより鮮やかに綺麗にする工夫のことを指します。方法として、飼料や遺伝(血統)などの内部要因に工夫を施す方法、光や水質、底砂などの外部要因に工夫を施す方法などがあります。魚類の発色にはホルモンバランスが深く関わっており、中にはホルモン剤を投与する方法もあります。奥が深いです…

飼料や底砂の種類などの組み合わせ、各種要因の微調整、より良い色彩を持つ個体の選抜育種など楽しみ方は無限大にあります!

対象魚としては、ニシキゴイや金魚、各種熱帯魚やアロワナなどが有名です。
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ニシキゴイ(コイ) Cyprinus carpio

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コンゴテトラ Phenacogrammus interruptus

また、上記の魚種程ではありませんが、野生の魚や色揚げが盛んに行われない魚種に対しても多少効果が期待できる場合があります。

現在ラボで力を入れているのは、紺色の斑紋と黄金色のお腹に赤色の斑点が美しい、オショロコマ Salvelinus malma malmaです!

7-20[2018 オショロコマ]a
オショロコマ(Before)

こちらの写真は色揚げ以前の写真ですが、各種工夫を施すと…

S__38133773.jpg
オショロコマ(After)

ここまで綺麗になります!

新型コロナウイルス感染者による影響で、皆様にお見せ出来るまではまだ時間がかかるとは思いますが、ラボスタッフは日々邁進しております!
開館しましたら、是非このような小さな工夫・努力に注目していただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

2020/07/01(水) 12:27 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは。11期生の金子です。

早速ですが、今回はまずカサゴ Sebastiscus marmoratus を紹介したいと思います。

カサゴ 042

なんとも地味な体色ですね。赤色の強い派手な個体もいるそうですが、アクアリウムラボのカサゴは見事な茶色です。目立ちません。地味です。※個人の感想です。

そんなカサゴですが、魚の中では少し変わった生態で知られています。この魚、なんと卵ではなく子どもを産む胎生なのです!

カサゴと同じ硬骨魚類の中では、カダヤシ科のグッピーなどが胎生で有名でしょうか。その他にはウミタナゴやシーラカンスなども胎生の魚です。

ここでカサゴの繁殖について少し踏み込んだお話をさせていただきます。

カサゴは10〜11月初旬に交尾をします。オスメスともに複数の相手と交尾するそうです。卵が成熟してから体内受精をし、卵巣腔内で胚発生が進みます。受精後20〜25日で胚は孵化し、体長3〜4mm程度まで成長します。この時、栄養源となるのは卵の卵黄に限られ、母体から栄養物質を供給されることはありません。その後、11〜翌5月に数万尾以上の仔魚を出産するのです。

これはあくまでもカサゴの繁殖様式です。グッピーやウミタナゴなどは、かなり異なった繁殖をします。さらには、カサゴと同じカサゴ亜目メバル科の魚の中にも全く異なった繁殖をする魚がいたのです、、、

ユメカサゴ Helicolenus hilgendorfii です!

ユメカサゴ 042

先に紹介したカサゴと似たような外見でありながら、アクアリウムラボでは愛称をもらい、ブログでは今回で今年3回目の登場を飾ったりとスタッフ間で大人気の深海魚です。

さて、このユメカサゴがカサゴの胎生とどう違うのかと言いますと、そもそも胎生ではないのです!交尾後に受精卵を産む受精卵生であることが分かっています。胎生という珍しい生態を持つ魚の仲間の中でも例外的な魚だったのですね!

派手な見た目ではないカサゴとユメカサゴですが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

現在、北里アクアリウムラボは臨時休館中です。再開しましたら是非お越し下さい。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

2020/06/24(水) 12:00 | コメント:0 | トラックバック:0 |
こんにちは、10期生の福室です。

今回はラボでもあまり目立たない生き物を紹介したいと思います。

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この魚はセルフィンプレコ(Pterygoplichthys gibbiceps)というナマズの仲間で、常設展でガーと共に展示されています。色が暗くあまり動かないので見逃してしまうことも多いかもしれません。ですがこの魚、実はある問題で取り上げられることの多い生き物なのです。
プレコの仲間は水槽のコケを食べることから観賞魚と共に飼育されることが多く、5cm程の幼魚が簡単に入手できます。しかしこの幼魚は短期間で急成長し、最大で50cm(種によってはそれ以上)にもなります。そこで飼育しきれなくなった人が日本の河川に放流し、特に沖縄で繁殖して問題になっています。
しかし、プレコの増殖による在来種や生態系への深刻な影響が確認されていないため、駆除などの対策はほとんど行われていないようです。
アクアリウムラボではこうした外来種問題に関する展示も行っています。
現在は臨時休館中ですが、開館しましたら是非見に来てください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

2020/06/17(水) 00:15 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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